Y5-project

解析モデルアクソメ図

・ 計算ルートはX方向、Y方向共にルート3とする。

・ 杭基礎により支持された地上7階の鉄筋コンクリート造の建物である。

・ 耐震･耐風に対する建物の抵抗形式はX方向、Y方向ともに純ラーメン構造による。

・ 建物外周に不定形な開口を有する雑壁が配されるデザインとなっている。

・ 外壁デザインのため、柱梁ともにふかし寸法が最大で100mmもの大寸法となっている。

・ 雑壁と柱,雑壁と梁との間には耐震スリットを設け、靭性が損なわれないよう配慮した。耐震スリットと柱壁との接合は面外方向の力に抵抗できるよう差し筋D10を400mmピッチで配置した。

・ 耐震要素である柱は平面上にバランスよく3~4m間隔で配置され、偏心が生じないように配慮した。

・ 屋外階段はRCトラス階段として設計し、踊場に柱を設けないデザインとなっている。

・ 6階から7階へ上がる階段のみ鉄骨階段としている。

外観1

ファサードは不定形な開口部が連続する形となっており、純ラーメンを構成する柱梁に過度な応力集中が生じないように雑壁とは適切にスリットをとる工夫をしている。ファサードに現れる屋外階段は鉄筋コンクリート造で構成しており、トラス階段の形式としている。これにより階段の先端の柱が不要となり、道路側からの開放的なファサードを実現することができた。

外観2

外観3