組戸の集合住宅

解析モデルアクソメ図

・ 杭基礎により支持された地上5階、地下1階建のRC造の建築物である。

・ 地下階は周囲の2／3以上土に接していないので、地震力算出にあたっては地上6階建としてAi分布を設定した。

・ 耐震･耐風に対する建物の抵抗形式は耐震壁つきラーメン構造とする。

・ 主たる耐震要素である耐震壁は内部コア周辺と長辺ファサード側に対称に配置されている。

・ 建物形状は短辺約8m、長辺約13mの長方形に近い形状をしている。

・ 耐震壁の壁厚は200mm～500mmとしている。内部の階段とエレベーターコアの壁を厚さ400mmの耐震壁としており、ここでほとんどの地震力を負担することで、ファサード側の柱は地震力から開放され、幅200mm厚の細い柱で構成することが可能となっている。

・ 大部分は梁幅は壁厚と同厚、柱幅を壁厚と同厚としている。

・ 短辺方向のファサードは柱間を腰壁,垂壁が渡る意匠となっているが、この腰壁垂壁は梁とせずに雑壁扱いとしている。

・ 長辺方向のファワード側は片持ち壁によって床を支える構造としている。

・ 長辺側のファサードはスラブが外周壁に対してややセットバックしたような意匠としている。

外観