セタガヤテラス
複数の棟が身を寄せ集まって全体を構成する世田谷テラスは、各住戸がこれらの棟を横断する形でプランニングがなされている。高さの異なる棟の内部には、天井高に応じてスラブが架設され、隣接する棟からの移動に際しては、自然とスラブ段差が生じる形式となっている。
それにより出来上がる複雑な内部空間は、意匠的には大きな魅力であるものの、構造的には棟間での剛床性が成り立たず、また移動のための開口部により各棟内での構造の自己完結にも無理がある。
この為ここでは段差により生じた壁を順梁や逆梁として利用して、異なるレベル間のスラブをつなぎ、立体的な力の伝達を組み立てた。
- 竣工年 | 2020年
- 階数 | 地上4階・地下1階
- 延床面積| 441㎡
- 構造種別| RC造
- 受注先 | 若松均建築設計事務所
- 資料提供|
そのほかの事例
- 玄々堂木更津クリニック
竣工年 | 2023年
階数 | 地上4階
延床面積| 6286
構造種別| 鉄骨造
受注先 | 株式会社渡邉健介建築設計事務所
資料提供|
- 大西熱学小牧事業所新築工事
竣工年 | 2023年
階数 | 地上2階
延床面積| 995㎡
構造種別| 鉄骨造
受注先 | onishimaki + hyakudayuki / o+h
資料提供|