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TASHIRO71

  • 竣工年 | 2014年
  • 階数  | 地上10階
  • 延床面積| 873㎡
  • 構造種別| RC造
  • 受注先 | 株式会社高柳英明建築研究所
  • 資料提供| ー

解析モデルアクソメ図

・場所打ちコンクリート杭により支持された地上10階建のRC造の1階1室のワンルーム集合住宅である。

・耐震・耐風に対する建物の抵抗形式は耐震壁付きラーメン構造による。建物の鉛直荷重を負担し、耐震要素でもある耐震壁を外周の配置している。ロ型のRC壁がX方向、Y方向それぞれの横力に対して一体となって抵抗するので、合理的で経済的な構造形式となっている。

・意匠計画に合わせ、コンクリート躯体の中で適当に柱、耐震壁を仮定し、相応の配筋を施した。

・雑壁により応力集中が生じる箇所については、柱又は梁と壁との境界に耐震スリットを設けた。

・機械室と居室との境壁以外は柱梁の厚さは耐震壁と同厚とした。

・2階から屋根まで連続する連層耐震壁については、壁開口が空かない壁については梁型を省略した。壁開口が空く壁については層の間に梁型を設けた。

・エレベーターと屋外階段との境界の壁は本体のスラブと接していないため、スラブレベル位置に十分な補強筋を配し、スラブに十分定着することで、地震時に壁へせん断力がスムーズに伝達できる計画とした。

・耐震壁の開口補強筋は、存在応力に対して余裕がある耐震壁でも耐震壁の短期許容せん断力相当の応力が作用した場合に生じる応力に対して足りる配筋とした。

・1階から9階の柱は帯筋を溶接HOOPとすることで、せん断耐力を高めると共に、圧縮耐力に余力をもたせるよう配慮した。

・保有水平耐力時においては、柱軸力が圧縮最大耐力を超えないよう適切に柱断面、鉄筋量を決定した。

・意匠計画上、各階の開口部は不規則に配置されている。この中で柱を上下階で通した上で開口間の躯体をめいいっぱい耐震壁として考慮することで、十分な耐震性を確保している。また部分的に耐震スリットを設けて応力集中を避けると共に、偏心が生じないよう配慮している。柱梁は耐震壁と同厚とし、スラブは梁を設けることなく四周の壁に支持させることで、梁型と柱型が内部に現れない完結な内部空間を可能としている。

外観

内観

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