Mon-naka Apartment Terrace

解析モデルアクソメ図

・本建築物は地上5階建ての鉄筋コンクリート造(RC造)建物である。

・片側の棟が4階建て、もう片側の棟が5階建てとなっており、5階建ての建物は1階を半地下とする事で、互いに0.5層のずれを有する立面形状となっている。

・構造形式はＸ方向、Ｙ方向ともに壁式構造である。各住棟はセンターコア形式とし、コアから跳ね出した厚さ150mmのスラブを四周に配した鉄骨柱が支持する構成としている。

>・建物平面形状は一部凹のある外形8.43m×7.2mの棟が2棟並列する分棟形式で、この半階ずれた2つのRC造の住棟をを鉄骨階段が結ぶ構成となっている。

外観1

内観1

平面積の小さな住棟でセンターコア形式を採用した場合、外形寸法の三乗で効いてくる建物の剛性は必然的に小さくなり、地震など水平力に対する挙動が大きくなる。このためここでは必要な剛性を付与するため、コアから跳ね出す複数のフィンを設けた。

結果的にフィンの間には生活を構成する場が生まれ、平面計画と構造計画がうまく解けたのではないかと考える。

内観2