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木場公園内保育所 新築工事

本建物は地上3階、長辺約30m、短辺約17mの長方形の平面構成をとっている。構造種別鉄骨造とし、構造形式は純ラーメン構造とした。

  • 竣工年 | 2017年
  • 階数  | 地上3階
  • 延床面積| 1193㎡
  • 構造種別| S造
  • 受注先 | 株式会社SOU建築設計室
  • 資料提供| ー

解析モデルアクソメ図

・鋼管杭により支持された地上3階建の鉄骨造の建築物である。

・構造計算ルートはX方向,Y方向共に鉄骨造ルート3を採用する。

・約30m×17mの長方形の形状をした成形な建物である。

・門型アーチが並列するファサードとなっている。構造材としては中央の柱のみ構造材として考慮し、それ以外については軽鉄を組み合わせて構成している。

・耐震・耐風に対する建物の抵抗形式はX方向Y方向共に純ラーメン構造による。

・主たる耐震要素である鉄骨柱は冷間成形鋼管BCRを使用しており、建物の内部に概ねバランス良く配置されている。部分的に軸力のみを受ける細い柱を配置しており、上下端共にピン接合としている。主たる柱は□-350×350のBOX柱とし、ファサードを構成するアーチには100Φ~130Φのピン柱を内包している。

・2階,3階の床構成はALC125mmとしおり、陸屋根部分についてはRCデッキスラブとしている。2階庇及び遊戯室上部の円弧屋根については軽鉄により構成している。

・鉄骨柱の柱脚は埋め込み形式を基本とし、一部の外周部及び軸力のみ負担する細い柱については露出柱脚としている。

・乾式床範囲については床の水平剛性はターンバックル付きブレースを使用している。

・外壁、室内壁は梁位置に関係なく平面プランに合わせて設置されているが、ALC床架設方向と壁の方向が平行な場合は壁直下に溝型鋼を配して壁荷重を負担している。

・大梁せいは450mmを基本とし、応力が大きいところについてはハイパーハイスレンドHの厚肉のものを使用している。外周部のテラスについては梁せいを150mm程度に極力抑えることで外観に配慮している。

・大梁は全て保有耐力横補剛を満足する仕様となっている。横補剛材である小梁H-200×100×5.5×8やH-300×150×6.5×9は通常よりもボルトの数を増やして横補剛に必要な耐力、剛性を確保する仕様としている。

・3階遊戯室の円弧状の屋根は経済性に配慮し、鉄骨梁を多角形の折れ線に加工することにより円弧に近似して構成した。

外観1

外観2

外観3

外観4

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