大西熱学小牧事業所新築工事
- 竣工年 | 2023年
- 階数 | 地上2階
- 延床面積| 995㎡
- 構造種別| 鉄骨造
- 受注先 | onishimaki + hyakudayuki / o+h
- 資料提供|
・本建築物は地上2階建ての鉄骨造であり、耐震・耐風に対する抵抗形式はX方向Y方向共に純ラーメン構造である。
・建物中央のテラス・エントランスホール直上にスパン14mの円弧状の大屋根がかかり、大屋根を挟む形で2つのボリュームが建つ構成となっている。
・円弧状の屋根形状の実現において、鉄骨梁を製作時に円弧加工する方法では非常にコストがかかる。そこで建て方時に鉛直方向に負荷をかけ変形させることで所定の屋根形状を実現させた。
自重による変形は極力大きくする(断面2次モーメントを小さくする)一方で外力に対しては許容耐力を満足させる(断面係数を大きくする)必要がある。そこで製作が可能な範囲で梁せいを小さくしつつ梁幅を大きくしたビルドH梁(BH-175×200)を採用した。
上記の鉛直方向の負荷を除荷する直前で端部の柱に対してフランジを現場溶接し剛接合とすることで、建て方時の鉛直方向の負荷を除荷した際に元の形状に戻らないように、又積雪時・風圧荷重時に過大な変形と応力が生じないようにした。
・大屋根範囲はスパン直交方向の梁を剛接合としたフィーレンディール構造とすることで水平方向の剛性を確保し、水平ブレースを省略する形としている。円弧状の大梁は直交方向の力により捩りモーメントが生じるが、剛接される直交梁の曲げモーメントにより処理される。
そのほかの事例
- 玄々堂木更津クリニック
竣工年 | 2023年
階数 | 地上4階
延床面積| 6286
構造種別| 鉄骨造
受注先 | 株式会社渡邉健介建築設計事務所
資料提供|
- 根本建設新社屋
竣工年 | 2023年
階数 | 地上3階 地下1階
延床面積| 1033㎡
構造種別| 鉄筋コンクリート構造
受注先 | 建築一家
資料提供|